
トヨタ自動車グループの豊田自動織機が生産したフォークリフト用エンジンの排出ガス試験不正問題で、国土交通省は26日、道路運送車両法に基づき、ディーゼルエンジン2機種の大量生産に必要な「型式指定」を取り消す行政処分をした。
国交省によると、排出ガス性能を調べる長距離耐久試験で一部のデータを改ざんし、性能が基準を満たしている根拠がないのに不正に型式指定を取得した。同法に基づく指定取り消しは、日野自動車のエンジン試験データ不正問題で過去に2例あり、今回で3例目。
豊田自動織機が3月に問題を公表し、国交省の立ち入り検査を受けていた。