「中立」でもロシア不参加を主張 仏英のスポーツ担当大臣

フランスのアメリ・ウデアカステラ・スポーツ相=2月、パリ(ロイター=共同)

 【ジュネーブ共同】フランスと英国のスポーツ担当大臣が25日、ロシアとベラルーシの選手は自国政府から資金援助を受けている可能性があり、国際オリンピック委員会(IOC)が推奨する個人資格での「中立」選手としても大会に参加してはならないと主張した。ロイター通信が報じた。

 IOCは3月、ウクライナ侵攻に伴い国際大会から除外されてきたロシアとベラルーシ両国勢の大会復帰に向け、中立選手に限定することなどの諸条件を各競技の国際連盟に勧告した。来夏にパリ五輪を控えるフランスのスポーツ相は、ロシア勢などの復帰問題についてIOCが五輪開幕前に解決すべき「明白で基本的な課題」と指摘した。

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