U2がラスベガスのザ・ベネチアン・リゾート内に今秋オープンする次世代型コンサート会場、スフィア(Sphere)で開催する4年ぶりの公演「U2:UV Achtung Baby Live At Sphere」の日程を発表した。
4年ぶりのコンサート
U2は、今年2月に開催された第57回スーパーボウルで予告CMを初放映し、今年末に4年ぶりの公演を行うことを発表しており、この度、全世界のファンが待ち望んでいた開催日程が発表された。日時、チケット、Vibeeのホテル宿泊付きVIPパッケージなどの詳細については、TicketmasterのU2公演サイトでご覧いただける。
U2の長年のクリエイティブ・コラボレーターであるショー・ディレクターのウィリー・ウィリアムスと再びタッグを組んだ最新の野心的なクリエイティブ・プロジェクトとなる「U2:UV Achtung Baby Live At Sphere」は、2017年と2019年に行われ、世界中で320万人以上の観客を動員した『The Joshua Tree』の発売30周年を記念したワールド・スタジアム・ツアー、そして2018年にヨーロッパと北米で合わせて100万人を動員した”eXPERIENCE + iNNOCENCE”ツアー以来の公演となる。
U2は、1991年の“ZOO TV”ツアーをはじめとするキャリア初期の頃から、常にライヴ・パフォーマンスの限界に挑戦し、最新のテクノロジーと新機軸を取り入れた画期的なステージを披露してきた。ラスベガスのスカイラインを見下ろす次世代型エンターテインメント・アリーナ、スフィアでのこけら落としとなる今回の公演は、新たな可能性に満ちた革新的なコンサートとなるだろう。
メンバーのコメント
U2のボノ、ジ・エッジ、アダムは次のような声明を発表している。
「U2は2019年12月からライヴをやっていないし、ステージに戻ってファンの顔をもう一度見なければならなかった。そして、我々のために砂漠の中になんともユニークなステージを作ってくれたんだ。我々はそのステージに相応しいバンドであり、“Achtung Baby”はそれに相応しいアルバムであり、スフィアは音楽のライヴ体験をネクスト・レベルへと引き上げてくれる会場になるだろう。これはU2がサテライト・ステージやビデオ・インスタレーションでずっと試みてきたことで、最も印象的なものに、30年前の秋、東京で終えたZOO TV Tourがある。単なるライヴ会場ではなく、ギャラリーでもあるスフィアの会場中にU2の音楽が張り巡らされることになるだろう」
ジ・エッジはこう付け加えている。
「スフィアの魅力は、音質を最優先して設計された構造体に世界最先端のオーディオシステムを組み込んだ画期的な技術だけでなく、現実と空想の景色の中で味わうことができる没入体験の可能性なんだ。つまり、圧倒的なスケールと解像度を持つキャンバスでの、一世一代の体験になるだろう。我々は皆、それを頭で思い描き、このオファーを受けないのはあり得ないことだって思ったんだ」
スフィアは、世界に驚きをもたらし、ライヴ・エンタテインメントの未来を再定義する次世代エンタテインメント・メディアだ。メイン会場の球体に設置された約1.5km×1.5kmの巨大なLEDディスプレイがアリーナ全体を包み込み、世界最先端のコンサート・オーディオ・システムであるスフィア・イマーシヴ・サウンドは、すべての座席にクリアな音声を届け、多感覚4Dテクノロジーを通して、雷の音や涼しい風の感触など“感じる”ことによって物語への完全没入感を味わうことができる。「U2:UV Achtung Baby Live At Sphere」は、こういった最先端技術を駆使し、ファンに全く新しい音楽体験を提供する。
Written By Tim Peacock