新たに邦人1人スーダン退避 陸路で出国、計59人に

 小野日子外務報道官は26日の記者会見で、アフリカ北東部スーダンから新たに邦人1人が国外退避したと明らかにした。外務省によると、60代男性で、25日に首都ハルツームから陸路でエチオピアに出国した。当初は同国に残留する意向だったが、所属する団体の方針で退避することになったという。スーダンから退避した邦人とその家族は計59人になった。

 外務省幹部は、スーダン軍と民兵組織「即応支援部隊(RSF)」が軍事衝突した15日の時点で、服部孝駐スーダン大使は日本に一時帰国していたと明らかにした。衝突を受けてスーダンに戻ろうとしたが入国できなかったため、大使館臨時事務所を設置したジブチに入った。

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