ごみ収集車が使用不能に…松山市で粗大ごみから発火 他市では『ごみ非常事態宣言』も

愛媛県松山市で今月23日、市のごみ収集車に積まれていた粗大ごみから発火し、車の荷台が焼けました。他の自治体ではリチウムイオン電池から発火した例もあり、市は市民にごみの適切な分別を呼びかけています。

今月23日午後3時ごろ、松山市来住町の市道で、市のごみ収集車が回収した粗大ごみから出火しました。

火は約30分後に消し止められましたが、収集車の後部が焼け、使用不能に。焼けた収集車は廃車か修理を余儀なくされたということです。

市によりますと、今回の出火の原因は分かっていませんが、他の自治体ではごみに混入していたリチウムイオン電池から火が出た例もあるということです。

また、愛知県豊田市のごみ処理施設では、焼却炉でリチウムイオン電池が原因とみられる火災が発生。ごみの処理能力が通常の7割ほどに低下し、市民にごみの削減を呼びかける「ごみ非常事態宣言」を出す事態となりました。

リチウムイオン電池は、スマホやパソコン、モバイルバッテリーなどに使われているいわゆる“充電ができる電池”で、強い力が加わると発火するおそれがあります。

松山市はごみの適切な処理を呼びかけています。

具体的には…
▼リチウムイオン電池は市役所の支所や市民サービスセンターなどに設置されている専用ボックスで回収。
▼電池の取り外しができない大型のものは、粗大ごみとして適切に処理。

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