富永啓生がアーリーエントリーを申請、NBAが242選手のリストを公開

日本人3人目の指名なるか!?

現地4月25日(日本時間26日)、NBAはドラフト2023のアーリーエントリー242選手のリストを公開。日本代表の未来を担う富永啓生(ネブラスカ大)もアーリーエントリーを行ったことが正式にわかった。

現地報道によると、富永は大学での資格を維持したまま、ドラフトにエントリーしたと伝えている。通常、大学は4シーズンのみプレイが許されていて富永はレンジャー・カレッジ、ネブラスカ大で各2年ずつ在籍しているが、2020-21シーズンに出場していた選手に限り、NCAAはプラス1シーズンの資格延長を認めているため、大学でもう1シーズンプレイすることも可能となっているという。

今季レギュラーシーズンでは31試合出場し、最後の13試合中12試合はスターターとしてプレイ。出場時間は昨季の16.5分→24.7分へとアップし、平均得点は5.7得点→12.8得点へと倍増させている。ハイライトは、5本の3Pシュートを成功させて自己最高の30得点をマークした2月5日のペンシルバニア州大。ここから調子の波を掴んだ富永は、この試合から5試合連続20得点オーバー、9試合連続2桁得点を記録。2月17日には「ビッグ10ネットワーク」が『彼のニックネームはジャパニーズ・ステフィン・カリー(ウォリアーズ)』とツイートで紹介すると、そのカリーも「Love it, Keisei!(いいね、啓生!)」と反応するといううれしい出来事もあった。

もしドラフト指名をされると、1981年ドラフトでウォリアーズから8巡目171位指名を受けた岡山恭崇さん(元住友金属)、2019年ドラフトでウィザーズから1巡目9位指名を受けた八村塁(現レイカーズ)以来、日本人選手としては3人目となる。

NBAが公開したアーリーエントリー申請選手リストに富永の名前も(NBA.comより)

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