男子中学生死亡の組み体操訴訟 両親らの訴え棄却  広島地裁福山支部

男子中学生が死亡したのは、運動会の組み体操で落下したことが原因だとして両親らが学校側を訴えていた裁判で、広島地裁福山支部は訴えを棄却しました。

2016年6月、広島大学付属三原中学校の3年生だった男子生徒が、運動会の2日後に死亡したのは、組み体操の騎馬が崩れたときの接触が原因だったとして十分な安全対策をしていなかったことや、その後の対応などについて両親らが学校側に対し損害賠償を求めていました。

26日の裁判で広島地裁福山支部の森實将人裁判長は「騎馬の解体時にひざが接触した可能性は否定できないが、強い外力が加わったとは考え難い。」などとして訴えを棄却しました。

判決について両親らは「今後どうするかは弁護士と相談して検討していきたい」としています。

一方、被告側の広島大学は「これまでの主張が認められたものと考えている」とコメントしています。

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