ハートランド倉敷 今年も8月に 町並み照らし滞在型観光活性化へ

柔らかな光で照らし出された倉敷川沿いの柳並木=2022年8月26日

 倉敷市美観地区を舞台にした観光イベント「ハートランド倉敷」の実行委員会(岡山県、倉敷市、山陽新聞社などで構成)は26日、第41回となる今年の会期を8月11~27日とすると発表した。ゴールデンウイーク(GW)の催しとして定着してきたが、昨年に続き夏に変更。伝統的な町並みをライトアップし、滞在型観光の活性化につなげる。

 「夜のあかりを楽しむイベント」と位置付け、倉敷川沿いや倉敷アイビースクエア、倉敷物語館などを照明で彩り、昼とは異なる趣を演出する。初日はオープニングセレモニーを実施し、地区内の伝統的建造物へのプロジェクションマッピングの投影も検討する。

 ハートランドは、新型コロナウイルス禍による中止(2020、21年)を機に刷新。昨年から夏のライトアップイベントとなり、8月19~28日の10日間で4万3200人が訪れた。

 今年の会期は、観光客や帰省客が増えるお盆を含み昨年より7日間長く設定。市観光課は「多くの人に滞在してもらえるよう魅力を高めたい」としている。

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