ロモアライターの”ハナメ”(@haname)です。
建築家・隈研吾氏によって設計され、2018年11月にリューアルした守山市立図書館。
本の森をイメージして造られた美しい館内は、いつもたくさんの人で賑わっている。
そんな図書館のリニューアルに合わせて館内にオープンしたのが、今回訪れた『本の森のちいさなカフェ Gankodo』さん。
運営母体は滋賀県民にはお馴染み【本のガンコ堂】さん。ガンコ堂さんといえば、駅でちょっと時間を潰したい時なんかに立ち寄りがちな、町の小さな書店のイメージ。
そんな滋賀で本を売り続けて数十年、本一筋の本屋さんによるブックカフェです。
Gankodoさんは、本好きかつ幼い子どものいる筆者が個人的に推しているカフェの一つ。
今回はママ目線でその魅力をご紹介させていただきます。
お店があるのは、守山駅から徒歩20分ほど、車やバスでは10分程度のところにある守山市立図書館内。
店名に「本の森」とあるように、緑に囲まれた守山市立図書館の1階エントランスにあり、図書館の横を流れる目田川に面したガラス張りのオープンな空間です。
店内からは穏やかな木々を眺めることができます。カウンター席はマイナスイオンを浴びられそう…
オープンな空間なのに落ち着く店内。
本のガンコ堂さんによる選書コーナーもあり、ママさんに嬉しい本や滋賀にまつわる本がずらり。(ちなみにガンコ堂さんの選書は個人的に最高峰。ぜひ書店にも行ってみてください!)
お食事やドリンクはイートイン、テイクアウト共に可能で、まずはレジで注文します。
メニューはこちら。どれも子どもと一緒に食べやすいメニューで、ママ目線では嬉しいラインナップ。
カレーは、人気カフェ【SPOON】さんと同じものだそう。他に季節限定のメニューもあります。
また使用されているいちごは【守山びわっこ農園】さんのもの。環境に配慮して丹精込めて作られたいちごで、地元で頑張っている人を応援したいとの想いでコラボされています。
ドリンクも種類豊富です。
コーヒーは【小川珈琲】さんの上質な有機珈琲豆を使用されているそう。こだわりのコーヒーを手軽に飲んでいただきたいと、できるだけ気軽に飲める価格で提供されています。紅茶は【SPOON】さんのムレスナティーです。
5月中旬頃にはドリンクメニューが変わるそうで、初夏に合わせた爽やかなドリンクが仲間入りします。
ちなみに、『Gankodo』さんで購入したドリンクは図書館内持ち込み可!ゆっくり本を読みながら美味しいドリンクをいただけるのは嬉しいですね。
メニュー掲載のものとは別に、ショーケースには手作りケーキやサンドイッチが並んでいます。
ケーキはビーガンのものもありました。図書館にはお子さん連れの方も多く来館されるので、アレルギーなども気にせず食べられるようにと工夫されています。
サンドイッチのパンは、栗東の【かんしゃ堂】さんのパンを使用されています。
菓子パンやお惣菜パンも並んでいましたが、国産小麦100%使用のシンプルに作られたパンは大人気だそうで、サンドイッチ含め瞬く間に売り切れていました。
その他、守山周辺のお菓子屋さん【金森商店】さんや【ポプリン】さんの焼き菓子など、独自でセレクトされたものもたくさん販売されていました。
筆者は特にポプリンさんのクッキーが大好きです♪
「カフェは初めてなので、色々な方に助けてもらいながら運営しています。」
店長さんはそんな風におっしゃっていました。
なるほど、どれも県内のお店や生産者さんと密接な感じがするはずです。
さて、今回は季節限定のビーガンスイーツが出たということで、カフェメインでいただきます。一足お先に新商品のドリンクと一緒に注文させていただきました!
◎桜の豆乳ムースタルト(400円)
桜の季節限定、ビーガン仕様のタルトです。
下から、タルト生地、豆乳ムース、ゼリーの三層になっています。
ゼリーには桜の塩漬け、ムースには粒あんが入っていて、桜吹雪に見立てた桜パウダーがトッピングされています。
お味は、優しい豆乳ベースで甘さ控えめ、ほんのり桜を感じます。
粒あんは外側に配置されているので、味変になって一つで二度美味しい…。
甘さ控えめかつビーガンなので、お子さんにも安心して食べさせてあげられそうです。
続いて新作の【ストロベリーソーダ(440円)】。
こちらは人気の紅茶「白桃アールグレー」をベースに、ストロベリーシロップを入れてソーダで割った爽やかな一品。守山びわっこ農園さんのいちごも贅沢に一粒入っています!
この日は汗ばむくらいの陽気だったので体に染み渡りました。
初夏の陽気にいちごソーダ、間違いないです。
※こちらは5月中旬からの販売です
小腹も空いていたので、気になっていた【おにぎりプレート(500円)】も注文させていただきました。
正直に申し上げます。
良くも悪くも、見た目通りのお味です!笑
でも私、何よりもこれを求めていたんです…。
ちょっと小腹が空いた時、子どもと一緒で疲れた時、子どもが空腹でぐずっている時…
これがちょうどいい…!!
ファーストフードや手軽なパンもいいのですが、より体にやさしいお食事で(しかもワンコインで)お腹が満たせるのは嬉しいものです。
Gankodoさんの推しポイントは何を隠そう、ココです。
手軽にお食事をいただけ、さらにはコーヒーやスイーツなど他のメニューもお財布に優しいので、日常の延長の休息にはピッタリなんですよね。
しかも、おしゃれな空間なのにどこか和める空気感があり、気負いせずラフなスタイルで入れるというのもポイント高め。(物腰柔らかな店長さんやスタッフさんの空気感でしょうか…)
ふと思い立った時、公園に行くスタイルでも、子どもを連れていても、一人でも…
いつでも気兼ねなく入れてホッと一息つける場所。
緑に囲まれた空間でリラックスもできるので、筆者の中では「やさしさチャージの場所」というイメージです。
いつでもそばにいてくれるような、日常と特別の間くらいにある誰もが気軽に憩える場所、それが『本の森のちいさなカフェ Gankodo』さんの魅力だと感じています。
最後に、気になるかんしゃ堂さんのパンも一つ持ち帰らせていただいたのでレポを…。
【しまうたソーセージ(220円)】
しっとりふんわり、素朴な味わいです。
ソーセージがながーーくて、食べ応えもバッチリ。朝食に食べたい感じ。
沖縄のソーセージパンと書かれていました。
美味しいんだけど、またつい買っちゃうんだろうけど、
Gankodoさんの空間が、存在が、筆者の中では大優勝で、なんだかそれだけでお腹がいっぱいです…。
そんなやさしい空間の『本の森のちいさなカフェ Gankodo』さん。
図書館利用の際でも、それ以外でも、ふぅと一息つきたい時にふらりと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
[草津市にはこんなブックカフェもオープンしています]
店舗情報
[店名]本の森のちいさなカフェ Gankodo
[住所]滋賀県守山市守山5丁目3−17(守山市立図書館1階)
[電話]077-514-8225
[定休日]月曜日(祝日の場合は火曜日)、第1金曜日、祝日の翌日(図書館の休館日に準ずる)
[営業時間]9:00-18:00(L.O 17:30)
[支払方法]現金・クレカ・PayPayなど各種
[駐車場]図書館敷地内
[SNS]HP・Instagram