5kWタイプ純水素型燃料電池、パナソニックが6月1日に新製品発売

パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社(以下、パナソニック)は、高純度の水素と空気中の酸素との化学反応で発電する純水素型燃料電池の新製品を6月1日に発売する。

同社は、5kWの純水素型燃料電池「H2 KIBOU」を2021年10月1日に発売した。また、純水素型燃料電池と太陽電池を組み合わせた自家発電で、製造部門の全使用電力を100%再生可能エネルギーで賄う「RE100ソリューション」実証施設「H2 KIBOU FIELD」を2022年4月15日から稼働している。同施設では、燃料電池、太陽電池、蓄電池の3電池連携・制御による最適な電力需給運用に関する技術開発および検証を実施中だ。

【世界初】パナソニック、水素活用施設H2 KIBOU FIELD稼働

パナソニック株式会社(以下、パナソニック)は、「RE100ソリューション」実証施設「H2 KIBOU FIELD」を稼働した。4月15日付のプレスリリースで明かしている。本格的に水素を活用する工場のRE100化は、世界初(パナソニック調べ)の試みだ。同施設は、滋賀県草津拠点に5kW純水素型燃...

同製品では、プログラマブルロジックコントローラを用いることで、最大250台までの純水素型燃料電池の連結を実現している。くわえて、熱処理を製品本体のラジエーターによる個々の処理から、熱回収装置でのまとめ処理に変更。排熱を工場で有効に利用することも可能だ。これにより、大規模連結においてトータルでの設置費用の削減にもつながる見込みだ。

なお、パナソニックは、今後も現場のニーズにきめ細かく対応し、カーボンニュートラル社会に向けて推進していくという。さらに、グループが掲げる「Panasonic GREEN IMPACT」に基づき、再生可能エネルギーの導入拡大に向けて、水素の本格活用という新たな選択肢の提案を通じて、脱炭素社会への実現に貢献していくと述べている。

(出典:パナソニック Webサイトより)

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