アーダン氏、米国で研究活動へ NZ前首相、ハーバード大拠点

ジャシンダ・アーダン氏(ゲッティ=共同)

 ニュージーランドの首相を1月に電撃辞任し、議員も今月引退したジャシンダ・アーダン氏(42)が、今年渡米しハーバード大を拠点に研究活動を行うことを明らかにした。インスタグラムに26日に投稿した。過激主義者がインターネットを悪用しないようにする方策について学ぶという。

 首相だった2019年にクライストチャーチのモスクで51人が死亡する銃乱射事件が発生。アーダン氏は銃規制強化やヘイトスピーチ対策を主導してきた経緯がある。

 アーダン氏は「ハーバード大に招かれ、非常に身の引き締まる思いだ」と投稿。チャットGPTをはじめとした生成型の人工知能(AI)ツールの拡大を巡る問題にも取り組むとした。

 アーダン氏は「研究期間が終われば、戻ってくる。やはりニュージーランドは故郷です!」と書き込んだ。首相在任中に出産した長女ニーブちゃん(4)やパートナーのクラークさん(46)が米国へ同行するかどうかは明らかにしていない。

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