米メタ、4四半期ぶり増収 1~3月期、広告収入寄与

米メタのロゴとスマートフォン上のフェイスブックのロゴ(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】米IT大手メタ(旧フェイスブック)が26日発表した2023年1~3月期決算は、売上高が前年同期比3%増の286億4500万ドル(約3兆8千億円)となり、4四半期ぶりの増収となった。景気減速を背景に減少が続いていた広告収入が、増加に転じたのが要因。

 純利益は24%減の57億900万ドルと6四半期連続の減益。大規模な人員削減に伴う退職金などのコストが膨らんだのが響いた。仮想現実(VR)などを手がける「リアリティーラボ」部門は赤字が拡大した。

 メタは昨年11月に従業員1万1千人以上を削減すると公表。今年3月には、さらに約1万人の追加削減を発表した。

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