北朝鮮、民生用衛星の必要性強調 打ち上げ方針か

 【杭州(中国浙江省)共同】北朝鮮の朝鮮中央通信は27日、同国が進める宇宙開発に絡み、民生用衛星を運用した宇宙開発を進める必要性があると強調する記事を配信した。

 金正恩朝鮮労働党総書記は今月「軍事偵察衛星1号機」の発射準備を進めることを指示した際、気象観測と地球観測、通信のための各衛星の運用も優先的に行い、災害対策や資源保護に活用する構想を表明した。この方針に沿って、今後の民生用衛星の打ち上げ方針を決めているもようだ。

 記事は国土環境保護省と情報産業省、気象水文局の当局者が朝鮮中央通信に、宇宙開発は世界的強国になる「近道を切り開く核心的要素」だなどと説明したと紹介した。

© 一般社団法人共同通信社