福井県の越前市観光協会は、ともに旅行雑誌の「ことりっぷMagazine（マガジン）」（昭文社）、「旅の手帖」（交通新聞社）それぞれとタイアップした2種類の観光冊子を製作した。伝統工芸品や市ゆかりの人物、スイーツ店などを紹介している。
両雑誌のブランド力を生かし、幅広い世代の誘客につなげようと、両雑誌で掲載された同市の紹介記事を再編集し観光冊子にした。計5万部を発行した。
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「ことりっぷMagazine」とタイアップした冊子は全カラー、A4変型判、8ページ。ターゲットは20～30代の働く女性。「越前和紙の里でレトロさんぽ」として、越前和紙産地の五箇地区で歴史や職人の技に触れながら、風情ある古い街並みを巡るコースを提案。同市生まれの絵本画家のいわさきちひろと絵本作家かこさとしさん、生涯でただ一度、都を離れ1年余りを暮らした紫式部にまつわる各観光スポットや、市内で人気の洋菓子店などを取り上げるなど、市の魅力を網羅している。
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一方の「旅の手帖」とタイアップした冊子は越前打刃物に焦点を当てている。全カラー、A4変型判、見開き2ページ。取材者が越前打刃物店で野菜を試し切りしたり、工房見学したりする様子がルポ風にまとめられている。
冊子は同市の道の駅「越前たけふ」内の観光案内所や観光施設などで手に入る。無料。
