高知通運の管理職が飲酒運転 99年東名事故の運送会社

 高知通運(高知市)の管理職だった男性が昨年7月、飲酒運転で高知県警に摘発されていたことが27日、同社への取材で分かった。同社を巡っては、1999年に従業員のトラック運転手が東京都内の東名高速道路で飲酒運転し、乗用車に追突して女児2人を焼死させる事故が発生。酒酔いなど悪質、危険な運転への罰則強化を求める声が高まり「危険運転致死傷罪」の新設につながった経緯がある。

 同社によると、男性は摘発直後の昨年7月に摘発を報告せず自主退職。今年4月、外部からの連絡で男性の飲酒運転を把握した。社の聞き取りに飲酒運転を認めたという。

 同社の曽志崎雅也社長は「教育が足りていなかった」と述べた。

© 一般社団法人共同通信社