【ソウル共同】韓国のサムスン電子が27日発表した2023年1~3月期の連結決算は、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比95%減の約6400億ウォン(約638億円)となった。半導体需要の停滞が響き、主力の半導体部門の営業損益は4兆5800億ウォンの赤字に転落した。同部門の赤字は14年ぶり。
全体の売上高は18%減の63兆7500億ウォン。うち半導体部門は13兆7300億ウォンと、ほぼ半減した。同社は「世界的な景気の不確実性と鈍化への懸念により、購買意欲が鈍った」と分析した。
サムスンは今年下半期には需要が徐々に回復すると予想している。