春芽アスパラガス出荷最盛期 甘くて柔らか、焼きおすすめ 大田原

最盛期を迎えた「那須の高原アスパラ」の収穫作業

 【大田原】JAなすの管内で春芽アスパラガスの出荷が最盛期を迎えている。

 同JAアスパラ部会(99人)が計57ヘクタールで作付けし、畜産が盛んな那須地方の良質な堆肥をふんだんに使って栽培。県内や京浜市場を中心に「那須の高原アスパラ」のブランド名で出荷している。出荷のピークは5月中旬ごろまで。

 奥沢の小山田尚哉(おやまだなおや)さん(26)方では、ビニールハウス20棟で栽培している。すがすがしい陽気に包まれた27日は午前5時半から作業を始め、長さ26センチ以上に成長したアスパラガスを鎌で1本ずつ刈り取っていった。多い日は4千本以上を収穫するという。

 小山田さんは「春芽は色が濃く、甘くて柔らかいのが特長。焼きアスパラにするのがおすすめ。ゴールデンウイークも始まるので、バーベキューなどでおいしく食べてほしい」と笑顔で話した。

 

最盛期を迎えた「那須の高原アスパラ」の収穫作業

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