子ども自殺防止で初会合 小倉担当相「原因究明し対応」

子どもの自殺対策に関する関係省庁連絡会議であいさつする小倉こども政策相=27日午後、東京都千代田区

 政府は27日、子どもの自殺対策に関する関係省庁連絡会議(議長・小倉将信こども政策担当相)の初会合をこども家庭庁で開いた。同庁のほか厚生労働省、文部科学省、警察庁などで構成。2022年に小中高生の自殺が過去最多を記録したのを踏まえ、官庁が横断的に連携し、効果的な防止策を検討するのが狙い。

 小倉氏は「子どもや若者の声に向き合い、原因を究明し対応していく」と述べた。

 有識者らの意見を聞くなどして対策を取りまとめ、政府が6月に策定する経済財政運営の指針「骨太方針」への反映を目指す。

 会議には内閣官房、消防庁なども加わる。初会合では、官庁が取り組みの現状などを報告。

© 一般社団法人共同通信社