東証反発、終値は41円高 好決算期待で買い優勢

東京証券取引所

 27日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反発し、前日比41円21銭高の2万8457円68銭で取引を終えた。好決算への期待から自動車株などへの買い注文が優勢となった。日銀の大規模な金融緩和策の大幅な修正はないとの観測も投資家心理を支えた。

 東証株価指数(TOPIX)は8.61ポイント高の2032.51。出来高は約11億9600万株。

 平均株価は朝方に170円超下落する場面もあった。米国の金融システム不安が再燃したのを背景に、野村や大和証Gといった証券株に投資リスクを回避するための売りが出た。景気動向に敏感とされるアドバンテストなど半導体関連株の一部も下げが目立った。

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