村田製作所に不正アクセス 一部データ流出の可能性

 村田製作所は27日、同社のネットワークが第三者による不正アクセスを受け、サーバー内の一部データが読み出された可能性があると発表した。対象となったデータの種類や攻撃の手口など詳細は明らかにしていない。被害の確認後、外部からのアクセス制限や侵入経路の遮断など必要な対策を講じたという。

 不正アクセスを確認したのは3月16日。複数のサーバーが対象となった。アクセス回数や開始時期は調査中という。関係機関に報告し、セキュリティー専門機関の協力を得て影響範囲の調査を進め、再発防止策も検討している。

 国内の電子部品メーカーを巡っては、3月30日に京セラの米子会社もサイバー攻撃を受けた。

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