メッシ選手の故郷、治安悪化 麻薬犯罪深刻、脅迫事件も

アルゼンチン・ロサリオにあるメッシ選手の生家。現在は無人だが外壁にメッシ選手の絵が描かれている=3月15日(共同)

 サッカー・アルゼンチン代表メッシ選手の故郷、中部ロサリオで麻薬組織の抗争や犯罪が増加するなど治安悪化が深刻となり、政府が対策に追われている。3月にはメッシさんの親族の店が銃撃される事件も発生。フェルナンデス大統領は多数の治安要員を送り込み、住民ははびこる麻薬犯罪の壊滅を期待する。

 「メッシ、おまえを待っている」。3月2日未明、メッシさんの親族が経営するスーパーのシャッターに、バイクに乗った2人組が銃弾14発を撃ち込み、脅迫状を残した。

 昨年のサッカーW杯で優勝に導いたスター選手を標的にした蛮行に、フェルナンデス氏はすぐさま反応。治安要員1400人を順次送り込むとした。

© 一般社団法人共同通信社