本州最南端で、ダイビングスポットとして知られる和歌山県串本町・潮岬沖の海中に27日、赤や緑、オレンジなど色とりどりのこいのぼりが設置された。潮の流れに揺られ、悠々と泳ぐ姿を楽しめる。5月8日まで。
サンゴが群生し豊富な魚種が生息する串本の海をPRしようと、地元の串本ダイビング事業組合が2013年に始めた。ダイバーが潮岬から約200メートル沖、水深約10メートルの岩場に約30メートルのロープを張り、大きいもので約10メートルのこいのぼり10匹と、地元で漁が盛んなカツオとマグロののぼりも含め15匹をつないだ。
組合の上田直史さん(41)は「イワシの群れと泳ぐ姿が見られた」。