出稽古は夏場所の初日直前まで コロナ5類移行で相撲協会

25日、時津風部屋に出稽古し、正代(右端)と相撲を取る朝乃山=東京都墨田区

 日本相撲協会は新型コロナウイルスの5類移行に伴い、各部屋を行き来する出稽古を大相撲夏場所(5月14日初日・両国国技館)番付発表の5月1日から初日直前まで認めたことが27日、分かった。コロナ感染対策で自粛だった出稽古は昨年6月に再開したが、本場所約2週間前の番付発表後は認められていなかった。

 各部屋には既に通達されている。所属部屋で他に関取がいない場合、場所前の調整に苦慮する力士も少なくなかった。夏場所では大関昇進に挑む関脇霧馬山も陸奥部屋でただ一人の関取。番付発表後は「1週間くらいは出稽古に行きたい。うまく調整していきたい」と好意的に受け止めた。

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