永井"ホトケ"隆×沼澤尚×中條卓×KOTEZ=日本屈指のブルーズ・コンボ "ブルーズ・ザ・ブッチャー"、4年ぶりとなる待望のニュー・アルバム発売決定!

写真:梅田航

永井“ホトケ”隆(g/vo)×沼澤尚(ds)×中條卓(b)×KOTEZ(hca/vo)から成る日本を代表するブルーズ・バンド、ブルーズ・ザ・ブッチャー。 その、故ムッシュかまやつ、ジェームズ・ギャドソンとの共演盤、うつみようこ(元メスカリン・ドライヴ~ソウル・フラワー・ユニオン)をゲストに迎えた二作を含めて通算第10作となるニュー・アルバム『フィール・ライク・ゴーイング・ホーム』が6月21日(水)に発売される。 。 本作のテーマは、永井のブルーズの原点ともなるマディ・ウォーターズ。永井が最初に好きなったブルーズマンがマディ・ウォーターズ。ローリング・ストーンズをはじめ、世界中のミュージシャンに大きな影響を与えたシカゴ・バンド・ブルーズの生みの親。これまでもたびたびその楽曲を取り上げてきたブルーズ・ザ・ブッチャーだが、今回はマディのナンバーにがっぷり四つで取り組んだ。 そして、マディのバンド・スタイルの完成に欠かせない存在だったブルーズ・ハーモニカの革新者リトル・ウォルター。比類なきテクニックと、彼によって一般的なものとなったアンプリファイド・ハープで後続のブルーズ・ハーモニカ奏者に最も大きな影響を与えたと言っていい偉人。その名曲をKOTEZがカヴァー。 沼澤尚と中條卓の超強力リズム隊が生み出す鉄壁グルーヴに、永井“ホトケ”隆のディープなブルーズ・シンギング&ギターと、KOTEZのパワフルなハーモニカ&ヴォーカルが乗るbtbのシグネチャー・サウンドは今回も健在。マディの重厚な楽曲からリトル・ウォルターのキャッチーなナンバーまで、すべてに新たな息吹をもたらしている。 録音&ミックスは、2011年の『ヴードゥー・ミュージック』以来、7作目のタッグとなる内田直之(LITTLE TEMPO、OKI DUB AINU BAND等)が担当。軽快かつどっしりとドライヴするbtbのディープ・ブルーズ・グルーヴを極上の“鳴り”が体感できる。もちろん、今回も小細工は一切なしの完全一発録り。「Last Night」では驚きの展開も(乞うご期待)。 アートワークは前二作に引き続き、放蕩画家の異名を持つイラストレイター、久原大河が担当。インパクト絶大な画でbtbサウンドを彩る。 “Feel Like Going Home”──「家に帰りたい気分だ」。永井の原点(家)=マディ・ウォーターズ、KOTEZのみならず全ブルーズ・ハーモニカ奏者の原点(家)=リトル・ウォルター。節目となる通算第10作を飾るにふさわしい、まさに原点回帰と言える、ブルーズに対する愛情とリスペクトがたっぷりとつまった気概のニュー・アルバムが完成した。

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