シバザクラ 鮮やかに山里染める 西粟倉・大茅地区、30日に祭り

色鮮やかに咲くシバザクラ

 色鮮やかなシバザクラが岡山県西粟倉村北部の大茅地区で咲き広がり、山里をあでやかに染めている。5月上旬までが見頃という。

 住民グループ・大茅地区活性化協議会が2015年から岡山市の高校生や大学生らの協力を得て整備を進めてきた「おおがや芝桜公園」。赤や薄紫、白など約1万6千株が敷き詰められるようにのり面やあぜに植えられ、日に日に華やかさを増す。

 炊き込みご飯やスイーツ、飲み物を休憩所で販売。30日には祭りを開き、出店やもちつきで盛り上げる。開園時間は午前9時~午後4時で、ゴールデンウイーク明けまでの予定。入園は無料だが、維持管理のため1人150円の協力を求める。

 井上義徳会長(72)は「傷んだ株の植え替えを続けたことできれいに咲いてくれた。癒やしのひとときを過ごしてもらえたら」と話す。

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