【カイロ共同】情勢が悪化するアフリカ北東部スーダンで、外国人の国外退避に伴う戦闘のさらなる拡大が危惧されている。首都ハルツームから住民らが脱出するためのバス代は高騰し、身動きの取れない多くの人が絶望感を深めている。スーダン保健当局は26日、戦闘の死者が512人、負傷者が約4200人に上ったと発表した。
現地報道によると、ハルツームでは27日も軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の衝突が続いた。25日からの停戦合意は27日いっぱいで終了。
電話取材に応じた複数のハルツーム住民は、市外へのバス代が急騰していると証言した。