中国・上海家電博、Z世代を意識 コロナ対策終了で消費期待

27日、家電見本市「AWE」に出展したソニーのブース=中国上海市(共同)

 【上海共同】中国上海市で27日、アジア最大規模の家電見本市「AWE」が開幕し、国内外のメーカー各社が新商品を公開。中国政府が厳格な新型コロナ対策を終了させ消費回復に期待が強まる中、1990年代半ば以降に生まれ、購買力の高い「Z世代」を意識した製品が目立った。

 パナソニックは若者の感性を取り入れようと、浙江省杭州市にある中国美術学院の学生と協力して開発した新型ドライヤーを披露。保温機能付きのミルクポットや離乳食用ミキサーといった日本で未販売のベビー用品も注目を集めた。

 ソニーはオンラインゲームの腕前を競う「eスポーツ」用のモニターや、スマホと連動するテレビを展示した。

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