岡山市の後楽園と岡山城をライトアップする「春の幻想庭園」「春の烏城灯源郷」が28日開幕する。新型コロナウイルス禍などの影響で、春季に両会場で開くのは4年ぶり。27日夜、試験点灯があり、一帯は華やかな光に包まれた。
後楽園では、芝生などにカラフルな風車(かざぐるま、直径18センチ)200本を配してライトアップ。沢の池にはこいのぼり3匹(長さ10~6メートル)をいかだにのせ、照明で浮かび上がらせた。岡山城では、まりを模した色とりどりの照明を天守閣前広場に並べたほか、満開の桜を表現したプロジェクションマッピングを周囲の地面に投影し、幻想的な雰囲気を演出した。
いずれも5月7日までの午後6時~9時半(入場は同9時まで)。初日はオープニングセレモニーとして同6時45分から後楽園で点灯式を開く。後楽園と天守閣は入場料が必要。
期間中、後楽園ではこいのぼり形の竹ちょうちん作り教室(有料)や音楽演奏会(28日、5日のみ)、岡山城では飲食屋台が並ぶ「烏城懐かし屋台みち」などのイベントが開かれる。
幻想庭園は岡山県、後楽園魅力向上委員会が主催し、岡山市と山陽新聞社が共催。烏城灯源郷は岡山市、おかやま観光コンベンション協会、山陽新聞社でつくる実行委員会が主催。