WBC日本代表に春の褒章 脚本家坂元さんら644人

紫綬褒章に決まった、脚本家の坂元裕二さん

 政府は2023年春の褒章受章者を28日付で発表した。受章者は644人(うち女性173人)と20団体で、29日に発令される。スポーツや学術、芸術分野で功績を残した人に贈る紫綬褒章には、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で栗山英樹監督に率いられ優勝した日本代表チームや、テレビドラマ「東京ラブストーリー」などを手がけた脚本家坂元裕二さん(55)らが選ばれた。

 WBC日本代表は優勝した06、09年も今回同様、団体として受章した。紫綬褒章は21人(うち女性1人)が受ける。教育の階層化・格差など教育社会学の分野で独自の視点を提示する東大名誉教授苅谷剛彦さん(67)、高精度な顔認証技術を開発したNECフェローの今岡仁さん(53)、日本舞踊家花柳基(本名・常盤基)さん(59)、現代美術家の鴻池朋子さん(63)らに贈る。

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