リユースバッテリー等を活用した蓄電池システム、日東工業が受注受付開始

日東工業株式会社(以下、日東工業)は、環境配慮型「産業用太陽光自家消費蓄電池システム サファLink -ONE-」の受注受付を4月26日から開始する。同システムは、EV使用済みリユースバッテリーと太陽光リユースパネルを活用したものだ。

近年、IEA(国際エネルギー機関)から2050年までに脱炭素化・CO

ネットゼロを達成するためのロードマップが示された。しかし、目標達成に向けて蓄電池等に利用されるレアメタルの供給リスクが懸念となっている。くわえて、太陽光設備の撤去や災害等で排出された太陽光パネルの廃棄問題も大きな社会課題となっている。

同システムは、日産リーフのリユースバッテリーを使用することで、製造工程でのCO

排出削減やレアメタルなどの資源再利用を行い、好循環サイクルの創出を実現する。さらに、日東工業キュービクルや系統連系キュービクルと連結した一体型として設置可能だ。

また、同システムは、太陽光の余剰電力を蓄電池に蓄えて自家消費を行う。これにより、購入電力量の削減やCO

排出削減に貢献。 施設ごとの需要に合った効率的な制御・運用も可能になる。デマンドピーク抑制や、災害などの停電時に使用可能な電源としての利用も可能だという。

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