自然界の光を絵で表現 近代美術館で八木さん絵画展 「みずみずしい感性体験して」/岡山・鏡野町

岡山県津山市内在住の洋画家で美術文化協会員・八木泉さんの絵画展「光の焦点」が、同県鏡野町奥津川西のかがみの近代美術館で開かれている。移り変わる自然界の光を抽象表現したやさしさあふれる作品が来館者を魅了している。6月4日まで。

アクリルとパステル、岩絵の具のミクストメディアの、大作も含めた約20点を出展。

光の誕生を祝福するかのような「夜明けの始まり」や、季節が移り変わる草原に差す光と吹き抜ける風を描いた「秋の隙間」など、作者の心象風景を映し出したみずみずしい爽やかな作品が並ぶ。虹色の光が乱舞する大作「雨上がり」は躍動感にあふれ、まるで天使が躍っているかのよう。

辻本髙廣館長(66)は「目に見えない世界をみずみずしい感性でこの世に現した八木ワールドをぜひ体験していただきたい」と話している。

月曜休館、午前9時〜午後6時。観覧料700円(ドリンク付き)、小学生以下無料。

問い合わせは、同美術館(☎0868-52-0722)。

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