インテル、過去最大の赤字 四半期、パソコン向け不振

スマートフォンに表示された米インテルのロゴ(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】米半導体大手インテルが27日発表した2023年1~3月期決算は、純損益が27億5800万ドル(約3700億円)の赤字となった。前年同期は81億1300万ドルの黒字で、米メディアによると四半期ベースで過去最大の赤字。パソコンやデータセンター向けの半導体が振るわなかった。

 売上高は117億1500万ドルと前年同期と比べて36%も落ち込んだ。新型コロナウイルス禍による在宅勤務やリモート学習の普及で急増していたパソコン需要が低迷したことが影響した。景気減速により企業が設備投資に慎重になっていることも逆風になっているとみられる。

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