パイレーツの苦労人・マッジが初スタメン 休養のヘイズの代役担う

13シーズンに及ぶマイナー生活を経て、日本時間4月27日のドジャース戦で悲願のメジャーデビューを果たしたドリュー・マッジ(パイレーツ)。それから一夜明け、同28日の同カードでは正三塁手のキブライアン・ヘイズがナイトゲーム翌日のデーゲームであることを考慮して休養でスタメンから外れたため、その代役としてマッジが初めてスタメン出場することになった。「8番・三塁」でスタメンに名を連ねたマッジは3打数0安打に終わり、メジャー初安打は次戦以降に持ち越しとなっている。

来月34歳の誕生日を迎えるマッジは、33歳345日でメジャーデビュー。メジャーリーグ公式サイトによると、エクスパンション時代(1961年以降)では9番目の高齢記録だった(他国のプロリーグで活躍してからメジャーデビューした選手は除く)。大歓声に迎えられたメジャー初打席で三振に倒れたマッジだが、試合後には「人生でこんなに嬉しい三振はない」とメジャーデビューした喜びを語っていた。

それから一夜明け、ドジャースとのデーゲームに「8番・三塁」でスタメン出場。デレック・シェルトン監督は「今日はカルロス・サンタナとヘイズに休養を与えようと思っていた。マッジを呼び出して『昨日は初打席、今日は初スタメンだ』と伝えたんだ。そういう瞬間はいつだって特別なものだよ」とマッジにスタメン起用を告げた瞬間のことを振り返った。

マッジはサードゴロ、サードファウルフライ、センターフライで3打数0安打に終わったが、7回表の守備でオースティン・バーンズのサードゴロを処理し、メジャー初補殺を記録。4打席目は回ってこず、9回表にヘイズとの交代でベンチに退いた。ちなみに、第3打席で放ったセンターフライはウォーニングトラックまで飛んだ大飛球。PNCパークは大きく湧いたが、打球は残念ながらジェームス・アウトマンのグラブに収まった。

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