ヘリ引き揚げ、作業船が現場到着 沖縄県宮古島付近の海域

 沖縄県宮古島付近の陸上自衛隊ヘリコプター事故で、機体の引き揚げに当たる作業船1隻が28日、現場海域に到着した。機体は宮古島の西隣にある伊良部島の北約6キロ、水深約106メートルの海底に残されている。

 政府関係者によると、今後、機体や周辺の地形などの状況を確認して引き揚げ方法を決める。別の船舶も加わり、海の状況などを見ながら実際の作業を行う見通し。

 ヘリは6日午後3時46分に宮古島を離陸し、10分後、消息を絶った。自衛隊は当日から捜索活動をした結果、海底から機体の胴体部分と6人を発見した。うち5人を引き上げ、いずれも死亡が確認された。

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