
商用の電気自動車(EV)の新興企業、EVモーターズ・ジャパン(北九州市)は28日、同市に建てる組立工場の起工式を行った。今秋に完成させ、将来的にはバスやトラックなど年1500台を生産する体制の構築を目指す。投資額は約47億円。同社によると、商用EVの量産を目的とした組立工場は国内初という。
工場の敷地面積は約5万8千平方メートル。海外から輸入した半完成品を組み立て、年内は数台の生産から始める。これまでは中国メーカーに組み立てを委託してきたが、商用車の輸送費が高いことや国内生産を求める顧客の声に対応する。
工場の稼働に必要な電気は風力や太陽光の自家発電で賄う。