藤原さくらのラジオ番組『HERE COMES THE MOON』の魅力とは?

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天性のスモーキーな歌声で魅了する藤原さくらさんが日曜深夜にお届けするラジオ番組『HERE COMES THE MOON』(interfm)の聴きどころや過去の放送内容をご紹介。また、過去のオンエア曲やスタジオライブを振り返る方法もご説明します。

天性のスモーキーな歌声で魅了する藤原さくら

シンガーソングライター、俳優として活躍する藤原さくらさんは、1995年生まれで福岡県出身。父親の影響で、10歳で初めてギターを手にして以来、洋邦問わず多様な音楽に自然と親しむ幼少期を過ごしました。高校進学後は、オリジナル曲の制作をはじめ、少しずつ音楽活動を開始すると、地元・福岡のカフェ・レストランを中心としたライブ活動で、徐々に注目を集めました。

そして2015年3月にスピードスターレコーズよりEP「à la carte」でメジャーデビュー。音楽のみならず、2016年4月にスタートしたフジテレビ系月9ドラマ「ラヴソング」にヒロイン役として出演し、演技初挑戦ながら存在感を発揮し、ドラマの主題歌「Soup」はファーストシングルとしてリリースされ、オリコンウィークリーチャート初登場4位を記録しました。

その後も実写映画『3月のライオン』後編の主題歌を担当、アニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』劇場版第2部の主題歌を提供するなどの活躍を見せ、2018年には日比谷野外大音楽堂でワンマンライブ「藤原さくら 野外音楽会 2018」を開催し、立見席まで完売する人気ぶりを見せました。

2023年は、5月17日に4thアルバム「AIRPORT」がリリースされます。すでにリリースされた「わたしのLife」、「Kirakira」、「君は天然色」、「まばたき」、「mother」ほか、藤原さんが詞曲編曲した「放っとこうぜ」、「My Love」や、斉藤和義さんと制作した「話そうよ」をはじめ、Yasei Collectiveのベーシスト・中西道彦さんとの共作楽曲など、全12曲を収録。先駆けて公開された「いつか見た映画みたいに」のミュージックビデオは、スモーキーな藤原さんの声とあわせて「温かい気持ちになれる」と反響を呼んでいます。

藤原さくら出演 interfm『HERE COMES THE MOON』

2020年5月にレギュラー放送スタート。藤原さんが毎週日曜深夜に、自らの選曲でお送りする音楽番組です。「ザ・ビートルズ特集」、「藤原さくらが見たい来日アーティスト特集」など、ひとつのテーマに基づいて、藤原さん自身が選曲を楽しめます。

また、藤原さんの音楽ルーツが語られたり、最近のお気に入り曲の紹介や「〇〇のライブに行った」などの近況が語られたり、さらに弾き語りやスタジオライブも披露されたり…ギターの音色と藤原さんの歌声が癒しを与えてくれる1時間です。

HERE COMES THE MOON

放送局:interfm

放送日時:毎週日曜 24時00分~25時00分

出演者:藤原さくら

番組ホームページ

Twitterハッシュタグ「#moon897」

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※放送情報は変更となる場合があります。

過去のゲスト&放送エピソード紹介

細野晴臣「HOSONO HOUSE」の制作が「若気の至り」と語ったワケ(2022年4月18日放送)

画像引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000129.000023172.html

2022年4月18日にゲスト出演したのは、細野晴臣さん。細野さんといえば「はっぴいえんど」、「イエロー・マジック・オーケストラ」のメンバーとして活躍した音楽ファンなら知らない人はいないほどのミュージシャン。そして細野さんも同局で放送されている『Daisy Holiday!』(毎週日曜25時〜25時30分)でDJを務めており、お互いの番組に登場するスペシャル企画としてコラボが実現しました。藤原さんは、番組でしばしば細野さんの楽曲を取り上げていたほどの大ファンで「せっかくなので『私はこの曲が好きなんです』というのを細野さんに伝えたい」と細野さんを迎えるにあたって張り切っている様子でした。

また「私は細野さんの本を読ませていただくことがあって」と音楽だけでなく、細野さんの著書にも目を通している藤原さんは「自分は『細野さんがやってる音楽だ』って聴いているけど、気づいたら『この曲、細野さんがまだ23歳の時に作った曲なんだ』となることが多くて」と自身と比較して驚くことがあると明かし、それには細野さんも「僕もそうだよ。60年代のロックとか聴くと、彼は20代そこそこでやってる。だからそういう気持ちは知ってる。同じだよ」と返答し、互いに笑いあっていました。

さらに細野さんが1973年にリリースしたスタジオ・アルバム「HOSONO HOUSE」の話題にも。藤原さんの年齢よりも若い時代に作成されたアルバムに「もうそんなのとんでもないですよね」と言う藤原さんに、細野さんは「若気の至りだった」と当時を振り返りポツリ。「何にもね、考えないんですね。動物みたいだったかな。猫みたいなものだよね。(収録した場所が)「HOSONO HOUSE」は自分の家だったからね。前の日に考えたことを翌日録っちゃったりね、思いつきで。なんか追い詰められてた。あんまり準備もしてなかったから。いろんな人が家に集まっちゃったから早くやらないとって」とアルバム制作の裏話を明かすと、藤原さんは「すごい」と感銘を受けていました。

SixTONES・京本大我が「本当にすごい」と驚いた撮影現場での出来事(2022年10月30日放送)

画像引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000196.000023172.html

音楽関係のゲストが多い『HERE COMES THE MOON』ですが、2022年10月30日はジャニーズ事務所のアイドルグループ・SixTONESから京本大我さんが登場しました。同年代であり、同じくアーティスト・俳優として活躍している2人は、当時放送中だった日本テレビ系ドラマ『束の間の一花』でも共演した間柄。気兼ねない雰囲気の中放送が始まると京本さんは「藤原さんの声を最近毎日聴いているけど、ヘッドホン越しに聴くと改めてめっちゃいい声ですね。ラジオ始まった感じがした」、「落ち着きますね」と藤原さんの声を絶賛していました。

ドラマの話題になると「(ドラマの役柄と)自分のここ近いなと思った部分ある?」という藤原さんの質問に、京本さんは「哲学と俺はあまり深い関わりとか無いけれど、いわゆる萬木昭史という存在の部分、根っこの部分は近いかなって。チャンネルって言うの? 10代の時は尖っている部分もあったけど…振付師に『帰れ!』って言われたら『帰るわ!』って、そういう時もあった。だけど20歳を超えてからは丸くなって、人相も『柔らかくなった』って周りに言われたりとか。あと俺一人っ子だから社交性というのも特別前のめりじゃないからさ。だから萬木もどちらかというと拒絶しているわけじゃないけど、あまり周りと関係が深くない」と自身の演じた主人公との類似点を語りました。

一方、藤原さんは「私はこういう漫画が原作というのが初めてなんだけど、私自身漫画がめちゃくちゃ好きなの。自分で漫画を描いちゃうくらい好きなんだけど。タダノなつさんが現場に来てくれた時があって」と、原作者が撮影見学に訪れた時の思い出に言及。「当日プロデューサーの方から『来てるから』って言われて、もう緊張しちゃって。原作読んでたしさ、タダノなつさんがいなければ生みだされなかったわけじゃん、キャラクターが。だから『どういう風に受け入れてもらえるのかな』と思った」と不安を感じていたんだとか。そして実際会ってみて「すごい優しい方」、また、タダノなつさんから「『束の間の一花』を描いてる時に藤原さんの曲聴いてました」と声をかけられて「すごい嬉しかった」と喜びを語りました。それには京本さんも「本当にすごい」と驚き、「作品と出会えたことは運命だよ」とコメントしていました。

「"四畳半感"を出さなくていい」大野雄二が明かしたアニメ『ルパン三世』劇伴制作秘話(2022年3月6日放送)

アニメ『ルパン三世』の劇伴音楽の作曲家として知られる大野雄二さんが2022年3月6日に出演。藤原さんはアニメ『ルパン三世 PART6』で、大野さんが作曲したエンディングテーマ歌唱を担当しており、大野さんとは以前から見知った仲で「友達のように音楽の話をしてくださる」と語りました。

そして『ルパン三世』の話題になると、大野さんが1977年から『ルパン三世』の音楽に携わっていることについて「その時点で音楽はやられていたんですか?」と改めて経歴について藤原さんが質問すると「ええ。絶頂期のころです。劇伴は1970年から色々やっていて、7年経って映画とかやっていた時にちょうど『ルパン』が来た」と、『ルパン三世』の音楽を引き受けた経緯を語りました。また『ルパン三世』は「僕のやりたい音楽がそのまま出せる」とも語り、「ほかのドラマとかはちょっと加減しないと。要するに日本の家庭とか日本で起こっていること。『ルパン』は国際的な話になるので、ちょっとその加減がね、"四畳半みたいなもの"を出さないといけないわけ。その四畳半感を『ルパン』は出さなくていいから」と明かしました。

さらに「試作の曲を依頼された倍以上作る」という噂に藤原さんが切り込むと、大野さんは「人にもよりますけど。選曲する人がいるので。一般的に『ルパン』なんかで言うと頼まれたのは30曲。で、×3書いちゃうので」と相当な曲を作り込むと回答。「要するにこの感じのものが1個だと、それしか使われないというのがすごい嫌なの。毎回それを使われるのが嫌だから『これもあるよ』って出しておきたい」とこだわりも述べると、藤原さんは「すごい」と言葉を失ってました。そのほか「2時間のスペシャルの時は、絵コンテを見て、音をどこで欲しいかみんなで相談して。画ができていれば画を見て」と『ルパン三世』シリーズの音楽制作秘話も語られた回となりました。

藤原さくら、アルバム「SUPERMARKET」に込めた思いを語る(2020年10月25日放送)

2020年10月25日は、藤原さんがリリースしたアルバム「SUPERMARKET」にまつわる回となりました。リリース記念として生放送で放送されたこの日は、自身3枚目となるアルバムをリリースしたことについて「いやあ長かった! めちゃくちゃ嬉しい!」と喜びを爆発させた藤原さん。「自分でも自信作だなと思いますね。自己新記録は毎回更新していってると思いますけど、今回のアルバムはいいですね。楽しかった。楽しかったのが大きい。楽しくて、みんなも良かったと言ってくれて、嬉しいという気持ちになっています」と述べました。

また、リスナーからの質問にも答えた藤原さん。「このアルバム制作に込めた思いを語ってください」というメールには「そうね。本当に『やりたいことは全部やろう』という。『やりたいことを全部やろう』というアルバムにしようと思っていたのと、あとは生活の中で思ったこと、学んだことを歌詞に詰め込もうと思って。やっぱり自粛期間もあって1人で落ち着いて考える時間もあって思ったのよ。自分のことを好きでいたり、自分のやりたいことをやったり、自信を持って『これをやりたい』って言える人になりたいって。(収録された楽曲の)『BPM』の中でも言ってるんですけど『きっと必死だったの ちゃんと選び取りたくて ずっと欲しかった物は 自分の中にしかないわ』という歌詞があるんですけど、これは本当にそう思う。人に委ねたりしないで、自分が強くなりたいとか、自分が強くなればみんなのことをもっと考えられるとか、そういうことを考えた期間だったんですよね。そういう歌詞が多くなったアルバムになったなって思いますね」と、自身で楽曲に込めた気持ちを言葉にしていました。

放送100回記念で実感した成長(2022年3月27日放送)

『HERE COMES THE MOON』は、2022年3月27日で放送100回目を迎えました。100回を迎えるにあたり藤原さんは「100回やっているということは、弾き語りも100回以上やっているということなんですよ。すごいことでしょ? 1週で2曲弾き語りしたり、1時間まるごと弾き語りしちゃう回も4回くらいありましたよね? そういう回もありましたので、いろんな曲をカバーしてきましたよ。本当にありがとうございました」とリスナーへの感謝を語りました。

そして「一生弾き語りをやり続けて、喋り続けるという回は、私の中で印象的ですね。やっていて楽しかったなという印象がありましたし、ゲストもいろんな方に来ていただきました。もう本当に幸せな時間だったな」と振り返りました。「ロックの回とかは自分でも勉強になったかな。お父さんが聴いていたけど、自分の中で時系列がぐちゃぐちゃになっているから。そういう時系列が自分の中で整った2年間でした」と放送を通し、自身も成長できたと述べました。

過去のオンエア曲やスタジオライブはradiko「タイムフリー」で振り返ろう!

ゲストとの貴重なトークや、リラックスできる藤原さんの弾き語りなどが魅力的な『HERE COMES THE MOON』。ただ放送時間が日曜深夜なため、「リアルタイムで放送を聴くことが難しい…」という方もいらっしゃるでしょう。

そういう時は、radikoの「タイムフリー」がおすすめです。「タイムフリー」は、過去1週間以内に放送された番組を聴ける無料の機能です。番組を再生し始めてから24時間以内であれば、合計3時間まで聴くことができ、番組の一時停止・巻き戻し・早送りも可能です。あとから聴きたい時や聴き逃してしまったという時にぜひご活用ください!

聴き逃したラジオ番組を聴ける「タイムフリー」【radiko使い方ガイド】

この記事を書いた人

radiko編集部

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