アディダス「アディクロス ハイ」を試し履き これ、本当にゴルフシューズ?

アディダス「アディクロス ハイ」

GDO社員3人(シューズマニア・室井、バイヤー・塩田、編集部員・柴田)が新作のゴルフシューズを試し履き&品評する恒例企画。今回は春夏モデル編、アディダスの「アディクロス ハイ」をPick Up!

1)シューズマニア・室井がCheck「トレッキングシューズの様なデザイン」

シンプルなウェアに合わせると映えますね

室井: トレッキングシューズの様なデザインがインパクト大のハイカットシューズです。シューレースの柄も山登り用に見えるほど細部へのこだわりを感じます。アウトソールを見てみると同社の人気モデル「コードカオス 22」と全く同じ。インソールも取り出して見比べてみましたが同じ様に見えます。

足入れするとサイズ感は普段通りでベストでした。やはりこのミッドソール「BOOST(ブースト)」のクッション性能は段違いで、まるで足裏がインソールと会話する様な、動く度にソールが反応する感覚が得られます。

重さはわりとしっかりあります

カオスとデザインが違う程度?と思いきや、アッパーの形と素材がカオスと異なるので履き心地は違います。硬そうな見た目とは裏腹にニットアッパーのソフトな感覚があります。さらにシューレース部がカオスのジップ部よりもトウ側まであるので、締め付ける際に調節可能な部分が広く、幅広甲高のゴルファーにも対応しています。

GDO室井の評価は?

ハイカット部の足当たりは柔らかい為かそれほど気になりません。むしろ足全体とシューズの一体感は高く、歩行時のカカト浮きも感じられません。結論…、トレッキングシューズではなく、超人気モデルと同等レベルのハイスペックゴルフシューズでした。ゴルフシューズも見た目で判断してはいけませんね。“ザ・ゴルフコーデ”を脱したい方や、甲高幅広でカオスを断念した方は試す価値アリです。(シューズマニア・室井)

2)バイヤー・塩田がCheck「フワフワ感がありつつ、しっかり感も」

こう見えてゴルフシューズです

塩田: 「これはゴルフシューズなのか?」とツッコミたくなる様な斬新なルックスで、アディダス特有の珍しいカラーリングが際立っています。第一印象からパンチのあるシューズですが、履いてみると「BOOST(ブースト)」特有のフワフワ感があります。一方、ハイカットで足首が固定されているため、しっかりとした安定感も感じられます。

見た目ほど硬くありません

サイズ感は普段通りで問題無し。重量は450g(片足25.5cm)と重めで、踏ん張ったときの安心感でいえば「コードカオス 22」よりもしっかりとしています。ただ、ハイカットの後ろ側が長くなったデザインなので、人によっては肌との擦れが多少気になってしまうかもしれません。長めのソックスで対応しましょう。

GDO塩田の評価は?

リゾートコース等でハーフパンツと合わせてコーディネートしてほしい一足。きっと注目の的になることでしょう。ただし、“名門系”のゴルフ場ではドレスコードに引っかかる可能性もあるのでご注意を。(バイヤー・塩田)

3)編集部員・柴田がCheck「新たなゴルフの様式を提案されているよう」

アパレル選びが楽しくなりそうです

柴田: 2017年以降、ストリートスタイルをゴルフに取り入れ、アパレルと合わせて展開されてきた「アディクロスコレクション」ですが、今回はアウトドアファッションにインスパイアされました。シューズに先行して作られたアパレルの雰囲気に合わせた一足で、アパレルのほうはレトロなポロシャツやビビッドカラーのフーディなど、懐かしくもありモダンなラインアップ。ゴルフシューズとしては斬新すぎるとも思えるこのデザインにも納得がいきました。

バンカーでのグリップも問題なし

ゴルフシューズとしてもいいですが、朝からこちらを履いて電車でゴルフ場へ行き、ビールなど飲みながらラウンドをエンジョイして、終わったらそのシューズのままパーティに参加。そんなカジュアルな1日が想像できます。伝統的なゴルフスタイルもいいですが、時代の移り変わりとともに新たなゴルフの様式を提案されているような一足かと思います。

GDO柴田の評価は?

シューズもアパレルも「自分にはちょっと若すぎるかな」と感じる方にこそ挑戦してほしいですね。もう少し落ち着いたベージュベースのカラーや、ローカットモデルの「アディクロス ロー」もラインアップされているので要チェックです。(編集部員・柴田)

アディダス「アディクロス ハイ」をGDOショップで見る

【動画】2023年春夏モデル・人気の8機種を試し履き&勝手に採点!

商品スペック

●タイプ=紐タイプ
●素材=甲:合成繊維、合成皮革/底:合成底、ゴム底
●重さ=450g(片足25.5cm)
●サイズ=22-31.5cm
●幅=ツアーパフォーマンスラスト(EE相当)
●鋲タイプ=スパイクレス

アウトドアインスパイアのデザイン
防水性を兼ね備えたアッパー構造
ひもの柄もトレッキングシューズのよう
アッパーは合成繊維&合成皮革
アウトソールは「コードカオス 22」と同じ
足首周りもサポートするハイカット仕様

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