日本時間４月30日から２日間、メキシコの首都メキシコシティでメジャーリーグの「メキシコ・シリーズ」が行われ、ホームチーム扱いのパドレスがジャイアンツを迎えて２試合を戦う。舞台はメキシコシティに2019年３月にオープンしたエスタディオ・アルフレド・アープ・エルー。メキシコは今年３月のワールド・ベースボール・クラシックでベスト４進出を果たしたように野球強豪国の１つであり、これまでに何度もメジャーリーグの試合が行われているが、メキシコシティでの公式戦開催は今回が初めてとなる。
パドレスの主砲マニー・マチャドは「楽しいだろうし、違う国でプレーする経験を得られるのは大きなこと。メキシコシティにとっても、メキシコの国全体にとっても、大きなものになることはわかっているし、僕たちも楽しみにしているよ」とコメント。ジャイアンツのマイク・ヤストレムスキーも「素晴らしい機会になるだろうね。明らかに普段とは違う空気になるだろうし、ウィンター・リーグではない場でウィンター・リーグの雰囲気を少し味わえるのは本当に楽しいことだと思う。野球が成長し続けるための素晴らしい機会だよ」と話している。
メジャーリーグは「MLBワールドツアー」と題して世界各地で公式戦を開催する取り組みを進めており、今回の「メキシコ・シリーズ」はその一環。メキシコで開催される公式戦は、今回が12試合目と13試合目になるが、モンテレイ以外での開催は初めてである。なお、今年６月にはカージナルスとカブスが２試合を戦う「ロンドン・シリーズ」も予定されている。
初戦は日本時間４月30日７時５分プレーボール予定で、ショーン・マナイア（ジャイアンツ）とジョー・マスグローブ（パドレス）が先発。第２戦は日本時間５月１日５時５分プレーボール予定で、アレックス・カッブ（ジャイアンツ）とダルビッシュ有（パドレス）の投げ合いとなる。メキシコの野球ファンを盛り上げるような、熱い戦いを期待したい。
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