沖縄県の玉城デニー知事は28日の記者会見で、太平洋戦争末期の沖縄戦で組織的な戦いが終わったとされる6月23日の「慰霊の日」に開く沖縄全戦没者追悼式について、4年ぶりに一般参列者の会場への入場を実施すると発表した。新型コロナウイルス対策で2020年から参列者を制限していた。
県は会場に約3500席を用意し、式典終了後の一般焼香も実施する。招待者も岸田文雄首相や衆参両院議長らに加え、新型コロナ感染拡大前の人数を検討している。
玉城氏は「沖縄戦の歴史的教訓を正しく伝え、次世代の子どもたちに平和の尊さを継承していくため、準備を進める」と述べた。