岡山県矢掛町内のカフェなど飲食店14店舗は29日から5月31日まで、それぞれに工夫を凝らしたオリジナルクリームソーダを提供するイベントを開催する。歴史的建造物が残る町並みで、数年前から若者を中心に人気が再燃した飲み物を手に「レトロポップ」な雰囲気で散策を楽しんでもらう。
カフェからイタリアン、お好み焼き店までが参加し、各店が独自に考えた商品(500~900円台)を提供する。持ち帰り可能な一品や、料理のサイドメニューとして用意されたアルコール入りなど幅広く用意する。
鮮やかな青色のソーダにバニラアイスが載った定番もあれば、町産のパッションフルーツや朝採れのイチゴ、柚餅子(ゆべし)を使った一杯もある。珍しいものでは、エスプレッソコーヒーとアメリカンダークチェリーシロップが香る“大人のクリームソーダ”も。
かつては喫茶店の定番メニューだったクリームソーダは、最近ではSNSで「写真映え」するとして人気となっている。国重要伝統的建造物群保存地区が町中心部にあり、郊外には自然が広がる町の魅力を発信してもらおうと、矢掛町観光交流推進機構(やかげDMO)が企画した。
問い合わせはやかげDMO(0866―83―0001)。