駅や列車の混雑が予想されるゴールデンウイークに合わせ、岡山県警は28日、すりや痴漢などへの注意を促す特別警戒をスタートさせた。JR岡山駅では俳優八名信夫さん(87)=岡山市出身=が「一日鉄道警察隊長」に任命され、利用客に被害に遭わないよう呼びかけた。
秋山浩行・鉄道警察隊長から委嘱状とたすきを受け取った八名さんは、警戒に当たる隊員に「利用客がトラブルに巻き込まれないように守ろう」と訓示。在来線のホームではマイクを手に被害防止を訴え、利用客に啓発チラシを手渡した。
県警は5月7日まで特別警戒を実施し、駅構内や列車内を巡回する。八名さんは「岡山に来た人が犯罪や事故に遭わないよう安全に楽しんでもらいたい」と話していた。
JR西日本中国統括本部によると混雑は下りが同3日、上りが6日にピークとなる見込み。