西崎で40センチのカーエー

 平良英雄さんは還暦を過ぎてもエギングやカーエー釣り、磯のフカセ釣りで大物を釣るほか、幅広い釣り方で実績を上げているベテラン釣り師。そんな平良さんに、がまかつから新しいカーエーロッドのプロデュースの依頼があった。試作のロッドを使って1年間で106匹のカーエーを釣り上げ、改良を重ねて平良さんの理想のカーエーロッドが完成間近となった。

 18日は、カーエーが好調の西崎イケス前にテスト釣りをするとのことで同行した。案内はつりぐのぞうさんの2代目で、西崎一文字に精通した神谷響さんだ。神谷さんは午後6時から、平良さんは仕事の都合で午後8時から西崎一文字の通称イケス前南で竿(さお)を出した。最近は「最干潮前後にカーエーのアタリが集中することが多い」と神谷さん。予測通り、足元近くを攻めていた神谷さんが午後9時25分と10時47分に40センチ弱のカーエーを釣り上げた。平良さんも足元近くを攻め、午後11時39分にヒットし同型のカーエーを釣り上げた。その後はガクガクとタマンを釣り上げ、この日のテスト釣行を終えた。

 同じ船で西崎ジャンプ台に渡った具志和雅さんは、ウツボの切り身を餌に63センチ・3.24キロのタマンを釣り上げた。つりぐのぞうさん、電話098(995)3117。

(おきなわ釣り王国社・仲栄真修)
 
 

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