自民議連、書店振興で提言 図書館対策やDX推進支援を

 自民党の「街の本屋さんを元気にして、日本の文化を守る議員連盟」(会長・塩谷立元文部科学相)は28日、党本部で会合を開き、書店振興を進めるための政府への提言をまとめた。図書館が同一の書籍を複数冊持つ「複本」の原則禁止などルール作りの検討や、キャッシュレス決済の導入といったデジタルトランスフォーメーション(DX)推進への支援策が柱。

 提言は地元書店からの優先的な本の仕入れなど、公共図書館と書店が共存するための連携促進が必要と指摘。アマゾンなどインターネット書店を念頭に、送料無料など実質的な値引き販売の実態調査を求めていくことも盛り込んだ。

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