沖縄電が454億円の赤字 連結初、燃料費高騰で

 沖縄電力が28日発表した2023年3月期連結決算は、純損益が454億円の赤字(前期は19億円の黒字)となった。連結決算を採用した1995年3月期以来初めての赤字転落。燃料価格の高騰が響いた。

 単体決算でも459億円の純損失を計上し、単体ベースでは42年ぶりの赤字となった。

 連結売上高は燃料費調整額の増加などにより、前期比26.8%増の2235億円だった。

 那覇市で記者会見した本永浩之社長は業績悪化について「経営効率化の努力を最大限やっていく」と述べ、5月から自身の役員報酬を最大15%自主返納する考えを明らかにした。

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