愛媛県は28日、県内の私立高校宛てに研修会の案内状などを封筒に入れて送る際、顔写真や氏名が記載された無関係の調査員証を、誤って同封していたと発表しました。
愛媛県によりますと、調査員証はおととし国が実施した「全国ひとり親世帯等調査」で県が任命した調査員に発行したもので、本人の顔写真や氏名などが記載されています。
封筒は4月17日に発送、20日、高校からの指摘で調査員証の同封が判明し、県はその日のうちに回収した上で、元調査員に謝罪したということです。
県では、関係機関に限り使用済み封筒を再利用していて、「調査員証を返却してきた封筒からの抜き忘れが原因では」と説明しています。
また、これを受け他の24人分の調査員証の返却状況を確認したところ、2人分が分からなくなっていることも明らかになりました。
県はチェック強化など、再発防止策を徹底するとしています。