5月のG7広島サミットを前に、体操男子の内村航平さんら加盟7カ国のアスリートと国際体操連盟の渡辺守成会長が28日、広島市の平和記念公園を訪れて原爆慰霊碑に献花した。発案した渡辺会長は被爆2世でもあり「ロシアのウクライナ侵攻がスポーツ界に影響を及ぼしている。一日も早く平和が訪れてほしい」と願った。
長崎県諫早市で育った内村さんは祖母から「ピカッと光るのを見た」と、長崎市への原爆投下の様子を聞いたことがあるという。
原爆資料館も視察し、曽祖父のきょうだいが広島で犠牲になったという新体操のキャサリン・ウチダさん(カナダ)は「いろいろな感情があふれ、言葉にできない」と述べた。