米大リーグの大谷翔平選手のパフォーマンスで話題となった「かぶと」を制作した鹿児島県薩摩川内市の甲冑メーカー「丸武産業」の田ノ上智隆社長(43)が28日、塩田康一知事を表敬訪問した。田ノ上社長は同じかぶとを持参し「日本の伝統を少しでも多くの人に知ってもらいたい」と話した。かぶとは29日から同社で一般公開する。
田ノ上社長は、大谷選手の活躍で問い合わせが相次いでいるとして「受注分はなんとか生産したい」と語った。着用を勧められた塩田氏は「ホームランを打ってないのに」と照れながら応じた。
かぶとは今月上旬、大谷選手の通訳水原一平さんから横浜市の小売店に、在庫の確認の連絡があった。