
温泉文化の国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産登録を目指す日本温泉協会は28日、有識者でつくる検討会の初会合を東京都内で開き、登録に向けた課題や必要となる調査研究項目などを議論し、提言にまとめることを確認した。
元文化庁長官の青柳正規さんを座長に、作家の林真理子さんや蒲島郁夫熊本県知事、温泉観光学の専門家らで構成。林さんは「温泉は大好きだが、チェーン化や外国資本の参入など危惧することがたくさんある」と指摘した。林さんは、登録に向けた機運醸成のため同協会などが別に設置した推進協議会のアドバイザリーボードメンバーも務める。