スーダン、死者500人超す 「実数」大幅に多いと国連

スーダンの首都ハルツーム近郊で、軍とRSFの戦闘により破壊された建物のそばを歩く市民=27日(ロイター=共同)

 【ジュネーブ共同】国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)報道官は28日、戦闘が続くスーダンでの死者が512人、負傷者が4193人に上ったと明らかにした。同国保健省の集計によるものとしているが、OHCHRは実数はこれより大幅に多いとみている。

 また国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると戦闘開始以来、計約4万人の難民が首都ハルツームから逃れ、周辺地域に避難している。UNHCRは安全面の懸念から、ハルツームや西部ダルフール地方などでの活動の大半を一時停止せざるを得ない状況となっている。

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