がんになった『思ったより元気そう、、と言われて複雑な気持ち』両側乳がんになりました193

に対して様々なお声を頂戴しました。その一部をご紹介します。

『少し距離を置いて 気分転換してみては?』50代女性

『私も乳がん切除をした者です。良性の乳管腫もあり全摘か部分切除かというところを部分切除にして放射線療法とホルモン療法となりました。

平静に受け止めてましたが、がんという宣告は自覚がなくてもストレスがあるはずです。また元々更年期症状もありホルモン療法でさらに調子も良くないはずです。何よりも心身共に自分の健康が一番大事です。

そのために理解のない夫と一緒にいることで精神的によくないのではないですか。すぐに離婚だとかいうつもりはなく、少し離れてみるなど気分転換してみてはどうでしょうか。

私は周囲には自分の状況を話しています。人それぞれですが、何かの時に知っていてもらった方がいいということと自分が友人同僚なら聞いていておいた方が何かの時に助けてあげられることなどの理由です。乳がんは生存率の高いがんではありますが5年、10年経っても安心というわけではないです。その間ストレスを抱えるより平穏な日々を送れるようにしてみてはどうでしょう。環境を変えてみると良いと思います。』

ありがとうございます。その方の状況ではありますが、少し距離を置く、というのは楽になれることもあるかもしれません。

『理解してくれない人の言葉は短時間で忘れよう』50代女性

『浸潤性乳管癌ステージ1、ルミナールタイプ、右胸全摘、リンパ転移無し、ホルモン剤5年内服中、11カ月経過。乳がんは多くのタイプとステージ別で治療法があり、その効果も個人差があると聞きました。

私は浸潤が3ミリ、浸潤が始まっていることから、医師チーム相談で内服が決定。がんと診断されたことに驚き、早期でも術後は食事や運動に気を付け、過ごしますが、気分と気力の上下があり、自分の体と相談しながら仕事をしています。

理解不能者の言葉は短時間で忘れ、自分らしく過ごせる時間を増やせるようにしたいですね。

人生は一度きりですから、自分を大切に過ごしましょう。自分の状況を冷静に分かりやすく伝える、家族や仲間と気軽に話せる場があると気持ちが楽になります。

生きているから何とかなる。家・家族・仕事がある…と気づかされています。

小さくても出来ることから始めてみて、一歩でも進んでいれば良いと信じています。自分のペースで、一緒に進んでいきましょう。』

自分のペース、はとても大事なことだと私も実感します。

『思ったより元気そう、、と言われて複雑な気持ちに』40代女性

『記事を拝見いたしました。私も乳がんの湿潤性小葉がんです。部分切除、放射線治療を行いました。ホルモン療法からくるホットフラッシュは、以前からホットフラッシュを経験していても、とても辛いものです。

私は実母から「○○さん(大腸がんステージ4の人で実母の知り合いです)はタイの娘さんの所にこの間一ヶ月も行ってたよ。がんでも元気ハツラツとしてるよ!」と言われ、正直実の娘のことでも他人事なんだと落ち込んでいます。

義母が「乳がんになった人を知っているけど、元気そうよ」と言っていたと夫から聞いて、元気でいなくてはいけないのか、とますます落ち込んでしまいました。他人に見せる顔は、心配させないように元気な顔をする人が多いと思います。

私も職場の人に、思ったより元気そう、もっと深刻になってるかと思ってほっとした、と言われ複雑でした。内心は転移の不安でいっぱいです。どうしてそれが分からないのか。唯一の救いは、実姉が理解があることだけです。』

これは本当に”あるある”ですよね。自分もどういう風にふるまっていいのか、ふるまうのが正しいのか考えてしまうこともありますよね?

人によって違うので少し立ち止まって逆の気持ちも含めて考える機会があってもいいかなと思うところです。難しいですよね・・・正解がないです。

まずは自分が楽なことが一番。無理はしないことが大事ですよね。

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『がんと働く』を考えるイベントが生まれました

年間およそ90万人ががんと診断される現代。自分が、家族が、身近な人・職場の人ががんになった時どうすればいいのでしょうか。

あらかじめ備えていただきたい、と人事担当の方やご家族がり患している、また検診で要再検査になって心配だ、という方などあらゆる方に聞いていただきたいです。患者となって出会った女性たちと語り合います。特に今回の文脈にもありましたように「上司」が大事、です。

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